約 2,089,134 件
https://w.atwiki.jp/gods/pages/62424.html
クラリス(2) キリスト教の守護聖女。 8/12の聖人。
https://w.atwiki.jp/degi-mon/pages/340.html
【名前】 アトラーカブテリモン(青) 【読み方】 あとらーかぶてりもん(あお) 【世代】 完全体 【種族】 昆虫型 【タイプ】 ワクチン 【必殺技】 ホーンバスター 【所属】 ネイチャースピリッツジャングルトルーパーズ 【詳細】 熱帯圏のネットエリア内で発見された完全体の昆虫型デジモン。カブテリモンの進化型種。 約1.5倍のサイズは昆虫型の中でもかなり大きく、飛行能力は若干退化したが、主力武器となる角の強度が飛躍的に高められている。 更に前肢の付け根に筋肉状の部分が現われた事で格闘能力も向上し、性質的に認められた「生存本能以外に弱者を守る」という行動は騎士的にも見える事がある。 必殺技 ホーンバスター 頭部の巨大な角を相手に突き刺す。
https://w.atwiki.jp/chaos-tcg/pages/588.html
クラリネット 読み:くらりねっと カテゴリー:Set 作品:夜明け前より瑠璃色な ATK:(-) DEF:(-1) [永続]このキャラをアタックキャラやガードキャラに選ぶことができない。 Main 〔自分の手札2枚を控え室に置く〕ターン終了時まで、このキャラ以外の自分のキャラすべては攻撃力と耐久力が1上昇する。 [永続]このキャラは属性すべてを失い、新たに風属性を得る。この能力は【裏】でも発動する。 見事なまでのハーモニーに、全ての意識を奪われた。 illust:オーガスト AU-050 U 収録:ブースターパック 「OS:オーガスト1.00」 アタック・ガードが出来なくなる代わりに、1ターン限定で他キャラ全てをパンプアップすることが出来る。 1回につき手札コスト2枚は軽くないが、状況によっては白き皇「ハクオロ」や美化委員「悠木 陽菜」以上の効果が期待できる。 セット代償がないため、どうしても幸せな時間「遠山 翠」を出したい時にセットするのも手か。 耐久力補正値がマイナスなので、耐久1以下のキャラにセットすると裏になってしまうので注意。
https://w.atwiki.jp/nanohass/pages/2647.html
災いの影 クリサリモン襲来 大と名乗った青年と、アグモンと名乗ったトカゲに似た珍獣が地上本部に保護され一日が過ぎた。 レジアスは二人の証言から得られた情報が記された書類に目を通し、その内容を頭の中へ記憶していく。 「デジタルワールド、人間界……デジモン……ふむ。管理局が認知している世界では無いのか?」 「ええ、少なくともデジタルワールドと言う世界は……大門大の証言通りならば、彼の出身世界である人間界は第97管理外世界のようですが」 「だが、この内容通りの事件が起きたのならば本局が動いているだろう。少しはこちらにも話が流れる筈だが……?」 書類に記された大の証言。 5年前に自分が元いた世界、人間界に迷い込んでいたアグモンと出逢ってからDATSなる組織の一員となり人間界に迷い込むデジモン達の対策に追われていたという。 一人の科学者によるデジモン虐殺事件を発端としたデジタルワールドに住まうデジモンとの全面対決。 曖昧となる二つの世界の境界、デジタルワールドの神による粛正と称した人間界消滅の危機。 これだけの規模、二つの異なる世界の境界線が曖昧となるような事態が起きれば間違いなく管理局は介入の為に動く。 過去にPT事件、闇の書事件と二つの大きな事件が起きた第97管理外世界での出来事ならば尚更だ。 「恐らく第97管理外世界と良く似た世界の出身なのでしょう。念の為、本局にこの件について問い合わせをしておきますが……」 「あぁ、頼む。そう言えば……あの二人はどうしている?」 「大門大とアグモンならば、こちらが用意した部屋にいます。先日の事が事なので当分は監視付きになる事も了承しています」 昨日の夜、彼らが街の上空に現れた際、クラナガン一帯は一時的に混乱を起こしていた。 十数メートルはあろう竜人が突然現れたのならば当然と言えば当然であり、故に管理局もそれなりの対応は取らねばならない。 手元にある資料に目を通しながらオーリスは続ける。 「それと、彼らの持っていた……デジヴァイスという携帯端末ですが、どうやら彼の手になければ反応しないようです」 「これか……質量兵器やデバイスの類では無いのだな?」 レジアスはデスクの上に置かれていたオレンジ色の端末、デジヴァイスを手に取る。 大の取り調べの前に行った手荷物検査で念の為にとこちらで預かり、危険性は無いかの調査を行った。 結果はオーリスの言うとおり、武器の類では無かった。 「何に用いるのかは分かりませんでしたが……念の為、今日の午後からもう一度分析を行う予定です」 「なら、明日明後日にはあの二人に返してやれ」 「分かりました」 デジヴァイスを机の上に置き、再び書類に目を通す。 彼らが希望する今後の対応、次元漂流者の9割は元の世界に戻りたいと言う物だ。 ごく希に元の世界に帰りたくないと言う者もいるが、大とアグモンはそう言う希な者達ではない。 ただ、その希望はレジアスの予測を少し外れていた。 「……あの大とか言う小僧、人間界では無くデジタルワールドへ戻りたいと言っているのか?」 「はい。5年前の事件の影響が今だ残るデジタルワールドの平和を守る為だとか……先に人間界が見つかっても戻るつもりは無いと」 「ふむ……本人達が戻りたいと言うのなら、その通りにしてやるべきか。だが……」 小さく呟き、レジアスは書類に記された大とアグモンがミッドへ飛ばされる直前の出来事の証言に目を通す。 突然現れたマントを羽織ったデジモンとの戦いの最中、気付けばクラナガンの上空にいたと言う。 デジモンならば必ず持っているという必殺技を互いにぶつけあい、その爆発の余波で次元が歪んだんじゃないのかと大本人は推測しているようだ。 (次元を歪ませる程の力を持つデジモンか……面倒な事にならねば良いが) 5年前に大の世界で頻発していたと言うデジモンによる事件。 それと同じ事がこのクラナガンで起きやしないかと言う事が、レジアスにとって不安だった。 自分自身、このミッドの犯罪増加率は押さえ込んでいるし平和を守っているという自負がある。 それ故に厄介な物事を出来れば持ち込んで欲しくはないし、起きて欲しくもない。 だが、彼のその不安は地上本部のネットワーク内部で密かに実体化しようとしていた。 「兄貴ぃ……退屈だよぉ……」 「しゃーねぇだろ。ここでじっとしてろって言われてんだから」 用意された部屋のベットの上で仰向けに寝転び、大は床の上で寝そべっているアグモンに声をかける。 部屋には一応TVや本が数冊置かれているが、元々外で遊ぶ事が多かった大とアグモンは異世界のTV番組にあまり興味はないし読書も好きじゃない。 この5年間、デジタルワールドを旅して暴れているデジモンがいれば戦いを挑むといった生活を過ごしてきた二人には部屋でじっとしているのは苦痛である。 久しぶりにベットの上で睡眠を取り、シャワーを使えたのは嬉しくはあったが。 「あぁ……飯まだかなぁ」 「まだ昼飯には早ぇよ」 時計を見ながらアグモンに言う。 針は午前10時を指しており、昼食と言うには早すぎる。 「にしても、あのマント野郎。一体何者なんだ?」 この世界に飛ばされる直前、デジタルワールドで戦った巨人デジモン。 突然目の前に現れ襲いかかってくるようなデジモンは何体もいたが、あの巨人デジモンはそういった連中とは明らかに違う。 力をセーブし、まるで自分達の力量を計るかのような……そんな戦い方をしていたように感じていた。 「……なんつーか、俺達を試してたって感じがするんだよなぁ」 「試す? 何の為にさ?」 「それが解んねぇから悩んでんだよ。それに……」 「それに?」 大は上半身を起こし拳を握りしめる。 「俺達相手に余力残すなんて面白ぇじゃねぇか」 こちらに切り札であるバーストモードまで使わせ、なおかつ余力を残していた巨人デジモン。 余力を残していたと言う事は舐められていたと言う事。決着も曖昧な上に相手に全力を出させないままというのは彼の誇りが許さない。 それに、あれ程の強敵には久方ぶりにぶつかったのだ。強い奴との喧嘩ほど燃える物は無い。 「アグモン、次にあのマント野郎に会ったら絶対に勝つぞ!」 「おう!」 かつて無い程の強敵との再戦へと闘志を高ぶらせる。 デジタルワールドに戻り次第、あのデジモンを見つけだして決着を付ける。 かつて無い程の強敵との再戦に闘志を高ぶらせる二人は、部屋の電子ロックが外されている事に気付かなかった。 つい先程まで、電子ロックのプログラムに一体のデジモンが潜んでいた事にも……。 地上本部一階ロビー。 書類提出の為に訪れていたギンガ・ナカジマはベンチに腰掛け、自販機で購入したコーヒー片手に一息ついていた。 暫く仕事が忙しい時期が続き、特にここ三日間はまともに睡眠すら取れなかった疲れが少しばかり出てきたようだ。 「最近デスクワークばっかりで、ちょっと鈍ったかなぁ」 いつもならば三日程度の徹夜など苦にもならないが、ここ最近はデスクワークばかりで身体が鈍りでもしたか。 仕事は一区切りついたので鍛錬に集中するのも良いかもしれない。 都合の良い事に今日はこのまま仕事上がりだ。宿舎に帰ってから夜まで汗を流し、鈍った身体を虐め抜くとしよう。 「さて、そろそろ……ん?」 残りのコーヒーを飲み干して帰ろうとベンチを立ち、ロビー受付が視界に入った事で彼女は初めて異変に気付いた。 受付の職員達が何やら困惑した様子で作業に追われている。データが消えただの、滅茶苦茶になってるだのと怒鳴り声まで聞こえてくる。 受付待ちをしていた職員達も何が起きたのかと担当職員に問いただ等、困惑している様子だ。 たまに受付が混雑する事はあるにはあるが、受付を利用しているのは自分を含めて5人しかいないのに混雑など有り得ない。 「何かあったんですか?」 明らかに様子が可笑しいと感じ、ギンガは受付に駆け寄り局員に問いただす。 「それが、よく分からないんです。意味不明なデータが流れてきたり、記録データが消えたり……あぁ!? また消えたぁ!?」 受付の女性職員は目の前の空間モニターに表示される「データは消去されました」の文字に悲鳴を上げる。 別の職員はモニターに羅列される無茶苦茶なデータを前に考える事を止めてしまったのか、真っ白に燃え尽きている者までいる。 どうやら受付全ての端末、下手をすると地上本部の全端末はこのハッカーに掌握されている可能性もある。 即座にギンガは頭の中で考え得る理由を推測する。 (地上本部を狙ったテロの仕業? それとも愉快犯……? だけど、地上本部にハッキングを仕掛けられるハッカーなんて……) 時空管理局地上本部のデータ管理、プロテクトはかなり優秀である事は局員なら誰でも知っている。 流石に本部のそれには若干劣るようだが、それでもハッキングを簡単に仕掛けられるような軟弱な物ではない。 外部からのハッキングはまず考えにくい……ならば、内部犯という可能性も出てくる。 「きゃあっ!?」 ギンガの思考は突如悲鳴を上げた女性職員により中断される。 その悲鳴に受付にいた者達が視線を向け、悲鳴の原因となった物に愕然となる。 端末のモニターから、二本の細い腕が伸びていたのだから。 「なっ……!?」 目の前の光景に固まる局員達を後目に、腕の主はゆっくりとモニターから這い出てくる。 紫色の丸っこい顔に大きく裂けた口、顔から直接伸びる無数の触手と二本の腕。 その奇怪な生物はモニターから完全に這い出ると、頭を持ち上げ口の中から何かを吐き出そうとする。 「っ! 危ない!」 危険を感じ取り、ギンガが叫ぶと同時に生物の口から光弾が放たれる。 光弾はそのまま壁に直撃し、爆発を起こして壁の一部を破壊する。 その生物、ケラモンと呼ばれるデジモンはその名の通りケラケラと笑う。 無邪気かつ不気味に、破壊を楽しむかのように光弾を再び吐き出した。 同時刻、部屋の中で暇を持て余していたアグモンは不意に感じ取った気配に目を見開く。 この世界では自分以外に存在しないと思っていた同族の気配。 「兄貴、デジモンがいる!」 「……お前がデジモンだろ」 「そうじゃなくてぇ! 俺以外に別のデジモンが近くにいるんだよ!」 「何っ!?」 この世界にアグモン以外のデジモンが出現した。 5年前、自分の故郷である人間界で起きたデジモン事件がこの世界で起きようとしているとでも言うのか。 もしそうならば、自分達のやる事は決まっている。いつもやっている事と何も変わりはしない。 「行くぜ、アグモン!」 「おう!」 ベットから飛び降り、即座に部屋から飛び出す。 鍵がかかっていた筈だがそんな事は今はどうでも良い。 「そういえば兄貴、デジヴァイスは!?」 「あっ! おっさんに預けたまんまだ……っ!」 勢いで飛び出してきたが、デジヴァイスが手元に無いのは厳しい。 あれが無ければアグモンの力を最大限に引き出す事は出来ない。 「クソッ! やっぱ預けるんじゃなかった!」 「兄貴、デジモンの方は俺が先に行くからデジヴァイスを持ってきてくれ!」 「わかった! 俺が行くまで無茶すんなよ!」 「兄貴こそ、俺が敵を倒すまでに間に合えよ!」 「誰に向かって言ってんだ!」 互いに軽口をたたき、そのままアグモンは階段を駆け下り大はレジアスの姿を探して階段を駆け上る。 アグモン一人でも並のデジモンなら何とかなるとは思うが、一人で戦わせるような事は決してしない。 さっさとレジアスを見つけだしてデジヴァイスを返して貰い、アグモンの元へ駆けつける。 「それにしても……どこにいるんだよ、あのオッサンはぁっ!?」 地上本部のどこにレジアスがいるのか、探し出すのに骨が折れそうではあるが。 本部中庭。 受付に出現したケラモンをどうにかしてここまで追い出す事に成功したギンガは左腕に装着したリボルバーナックルを握りしめ、正面からケラモンを睨み付ける。 たまたま受付にいた局員で戦闘が行えるのが自分一人だったのは運が悪いとしか言いようが無いが、それ以上にケラモンの得体の知れ無さが厄介に感じた。 (殴っても蹴っても表情一つ変えないなんて……) すでに何発か自慢の拳を打ち込み、蹴り飛ばしもしたが表情一つ変えずに不気味な笑みを浮かべている。 ダメージが通っているのかどうかも表情から読みとれず、次の攻撃も読みにくいのは厄介な事この上ない。 「っ!」 ギンガの思考を遮るように、ケラモンの口から破壊光弾が吐き出される。 その場から飛び退き回避。着地すると同時に地面を蹴り、ケラモンとの間合いを一気に詰める。 リボルバーナックルのカードリッジを装填、魔力を込めた拳をケラモンの顔面目掛け叩き込む。 「はあああっ!」 顔面に拳を叩き込みケラモンを仰け反らせる。 すかざず右足でケラモンの側頭部を蹴り飛ばし、中庭に生える木に叩き付ける。 ケラモンは一瞬痙攣したような素振りを見せるがすぐにギンガへと顔を向け、光弾を放つ。 「そんな物っ!」 ディフェンダーを発動させ防御。 防御の上からでも来る衝撃が光弾の威力の高さを物語っているが、防げない威力ではない。 このまま一気にノックアウトし、捕縛に持ち込もうかと思ったが油断は禁物。 他の局員が駆けつけるのを待ってから本格的に捕縛を狙うべきだろう。 「……?」 次なる攻撃に備え、身構えていたギンガの目の前でケラモンの動きが止まる。 体を震わせ、ただでさえ大きめな目を更に見開き腕を左右に広げ……体が光に包まれる。 「なっ……何が……?」 「一体何事だ!?」 遅れて駆けつけた武装局員達もケラモンが包み込まれた光に視線を集中させる。 直後、光の中から伸びた先端に巨大な刃が付いた触手が武装局員の一人に襲いかかった。 「うわっ!?」 咄嗟に杖型のデバイスで触手を受け止める。 デバイスに突き刺さった触手先端の刃が一瞬光を放ったかと思うとすぐに引き抜かれる。 触手が光の中へと戻り、消えていく光の中から変貌を遂げたケラモンが姿を現す。 「何だ……コイツは?」 「姿が……変わってる?」 ケラモンの姿は大きく変貌していた。 頑強そうな装甲に身を包んだ昆虫のサナギを連想させる外見と3メートル以上はあろう巨体。 体から伸びる鋭い刃を装着した六本の触手。クリサリモンと呼ばれる姿だが、彼女達が今それを知る事はない。 「なっ……どうなってんだ!? デバイスが動かねぇ!」 先程クリサリモンの触手をデバイスで防いだ局員が悲鳴をあげる。 デバイスが動かないという言葉通り、彼の持つ杖型デバイスは彼がいくら使用しようとしても反応しない。 触手による攻撃でデバイスが破壊されでもしたのか……しかし、受けた損傷は見た目では浅く、デバイスが動作不良を起こすほどとは思えない。 「来るぞ!」 全員が局員の悲鳴に目を取られている隙に、クリサリモンが触手を伸ばす。 どういう理屈か分からないが、触手の攻撃を受けるとデバイスが破壊されてしまう。 防御する事はせず全員が触手の攻撃を回避し、距離を取っての砲撃を開始する。 「触手の攻撃を受けるな! 距離を取れ!」 「バインドが使える奴! あの鬱陶しい触手を止めろ!」 「動きが早いんだ、無茶言うな!」 触手の猛撃を回避しつつ局員達は遠距離攻撃を行うが、クリサリモンの装甲がそれを弾く。 触手の動きは速く、その上狭い中庭という環境もあって次第に防戦一方に追いつめられていく。 「何とかしてアイツの動きを止めないと……援護お願いします!」 「何っ!? おい、ちょっと待て!」 局員の制止を無視し、ギンガが触手をかいくぐりクリサリモンへと突撃する。 接近戦型で機動力のある自分が突撃し、クリサリモンを牽制しなければ他の砲撃戦向きの局員達が思うように戦えない。 「ウィングロードッ!」 ギンガはウィングロードを展開、空中に魔力の道を造りあげクリサリモンを拘束するように道を延ばし触手の動きを制限する。 自身もウィングロードを両足に履いたローラーブーツ型デバイスを用いて駆け上り、クリサリモンの頭部へ左の拳を叩き込む。 「!?」 (ぐっ……装甲が厚いっ!) 左腕に伝わる震動が、クリサリモンの装甲の厚さを物語る。 だが攻撃が効いていない訳ではないのか、クリサリモンは一瞬怯むような動作を見せる。 その隙をつき、後方の局員達が砲撃をクリサリモンへ放つ。 「よし、もう一度……っ!」 「おい、後ろだ!」 「えっ……?」 局員の怒声に反応し、背後を向いた瞬間……ギンガの体にクリサリモンの触手が巻き付いた。 「しまっ……あぁっ!」 触手に締め上げられ、ギンガの体が空中へと持ち上げられる。 両手足もろとも触手に締め上げられ抵抗できない彼女を盾にする気か、クリサリモンはギンガを局員達の前に突き付ける。 「人質とは頭回る奴だな……っ! うおっ!?」 忌々しげに吐き捨てる局員へクリサリモンが触手を伸ばす。 ギンガを拘束する一本を除く五本が他の局員を襲い、砲撃を行おうとする矢先にギンガをその斜線上へと移動させる。 「くっ……このっ、離し……ぐぅあっ!」 触手の締め上げが強まり、ギンガの口から悲鳴が上がる。 むやみに突撃した挙げ句に人質となる等、情けないにも程がある。 だが、今は後悔している場合ではない。すぐにでもこの拘束を抜け出さなければ他の局員達が危ないのだ。 (何とかして……抜け出さないと……っ!) 細い触手からは想像も付かない程に強い力で締め上げられた体はギンガの思うように動かない。 ご丁寧に両足もしっかりと締め上げ、ウィングロードを使用しても足が使えなければどうにもならない。 自力での脱出は困難を極めるだろうが、この状況で他の局員からの援護はあまり期待出来ない。 (どうすれば……) 「ベビーフレイムッ!」 ギンガを拘束する触手が一発の炎で焼かれたのは、その時だった。 思わぬ攻撃に怯み、拘束が緩んだ一瞬をついて脱出したギンガは地面に着地する。 締め上げられていたダメージが残っているが、気にするほどでもない。 「おぉい、大丈夫かぁ!?」 「えぇ、さっきはどうも……えっ?」 自分を助けた局員だろうと、掛けられた声に反応して顔を上げたギンガの思考は一瞬フリーズした。 目の前にいるのは局員ではなく、二足歩行の黄色いトカゲなのだから。 「と……トカゲ?」 「トカゲじゃねぇ! 俺はアグモンだ!」 トカゲと言われたのが不満なのか、アグモンは声を荒げる。 いきなり名乗られても正直困る……ギンガはそう思ったがすぐに我に帰って背後のクリサリモンへと向き直る。 「とりあえず助けてくれてありがとう……その、アグモンさん?」 「女を助けるのは男として当然だ、気にすんなって!」 「そ……そう? まぁ、いいや……今はアイツをなんとかしないと!」 クリサリモンはギンガと、その横にいるアグモンに視線を向け今にも襲いかかりそうな気配を漂わせる。 他の局員達もアグモンの乱入に呆気に取られているが、今はクリサリモンをと体勢を整えている。 「コイツ、クリサリモン! 何でこんな所に……」 「クリサリモン……? アイツの名前なの?」 「ああ、結構凶悪なデジモンだ」 デジモンという聞き慣れない単語が出てきたのは気になるが、アグモンはこのクリサリモンにそこそこ詳しいらしい。 ギンガはクリサリモンと六本の触手に気を配りながら、アグモンへと声を掛ける。 「ねぇ、アイツの触手って何かあるの? 仲間のデバイス……武器が突然使えなくなっちゃったの」 「アイツの触手に刺されるとデータが破壊されるんだ」 「データが……成る程ね」 デバイスが突然動かなくなったのは中のプログラムを構成するデータを破壊されたと言う事なら納得は行く。 装甲の頑強さもだが、なかなかに厄介で避けにくく、防ぎにくい触手による攻撃を仕掛けてくる敵だろう。 「そういや、お前らだけでさっきまでクリサリモンと戦ってたのか?」 「えぇ……そうだけど」 「へぇ……兄貴と同じぐらいすげぇや」 ギンガの言葉に感心したように頷くアグモン。 彼の言う兄貴とは、クリサリモンと戦えるほどの存在なのはアグモンの言葉から推測できる。 少し興味が出てくるが……今は目の前の事態に対処する事が先決だ。 「さっきまで捕まえてくれた分、お返ししないとね」 二度と触手に捕まるといった失態は犯さない。 ギンガは自らに気合いを入れ直し、クリサリモンとの戦闘を再開する。 「俺も戦うぜ! 兄貴、早く来てくれよ!」 ギンガに続き、アグモンもクリサリモンとの戦闘へ乱入。 クリサリモンも触手を振るって迎え撃ち、中庭での戦闘は再開された。 中庭で始まった突然の戦闘は、当然レジアスの耳にも入っていた。 受付の端末から出現した生物が姿を変え、中庭で数名の局員と戦闘を行っていると言う事だ。 「どういう事だ! 端末から這い出てくる生物など聞いた事もないぞ!」 「しかし、そのように報告を……」 「地上本部内に突然現れました等という報告を信用できるか! そんな事があってはならんのだ!」 地上本部内に謎の怪物が現れ襲撃された。 そんな事が知られては犯罪者共を調子づかせるだけ、犯罪増加の切っ掛けになりかねない。 レジアスにとって、それは最も我慢ならない事の一つだ。 「今ならまだ外部に漏れる事も無い……早くその生物をなんとかしろ!」 「だったら俺に任せてもらうぜ!」 扉を蹴破る音と同時に、一人の青年が部屋へ飛び込んでくる。 その青年、大門大は少し肩を上下させ息を整えながら蹴破ったドアをそのままにレジアスの元へと近づく。 「アナタ……ッ! 部屋に鍵をしていた筈なのに」 「あぁ? 何かしらねぇけど鍵なんか外れてたぞ?」 「外れ……それより、ドアを蹴破るなんて!」 「それは後で直すからよ……それよりもおっさん! 俺のデジヴァイスはどこにある!?」 オーリスとの会話を早々に切り上げ、大はレジアスに詰め寄る。 乱暴に部屋に入ってきた挙げ句、渡した物を返せと言わんばかりの態度にレジアスは苛つきを感じる。 しかし表情には出さず、デスクの中に仕舞っていたデジヴァイスを取り出す。 「これの事か?」 「そうだよ、それ! 今、ここでデジモンが暴れてんだ。それを返してくれ!」 「デジモンが……だと?」 大の口から飛び出したデジモンと言う単語に表情を変える。 まさか、この世界にデジモンが出現したとでも言うのか。 考えてはいたが、よりにもよって実際に起きたのかとレジアスは苛立ちを隠せずに大へと問う。 「小僧。キサマの言う通りにデジモンが現れたとして、お前にこれを返した所でどうなると言うのだ?」 「俺とアグモンがそのデジモンを止めてやる」 「出来るのか?」 「当たり前だ。男は自分に出来ねぇ事は口にはしねぇ」 レジアスと大は正面から睨み合う形となる。 僅かに中庭で起きている戦闘による爆音がこの部屋にも聞こえてくる……どうやら、相当激しい戦いのようだ。 レジアスは大の目を正面から見据える。 (この小僧……) レジアスを正面から睨む大の目は、とても真っ直ぐだった。 自分の信念を常に曲げずに行動してきた者でも無ければこんな目は出来ない。 数秒の睨み合いの末、レジアスはフンッと軽く笑いデジヴァイスを大へと差し出す。 「……いいだろう。返してやる」 「中将!?」 「おっ! 話がわかるじゃねぇかおっさん!」 「ただし!」 デジヴァイスを大に手渡しながら、レジアスは大を睨み付ける。 「言ったからには、解決してみせろ。手早くな」 「あぁ、ちゃんとケリ付けてやるさ! 男と男の約束だぜ、おっさん!」 デジヴァイスを受け取り、大はそのまま部屋を飛び出していく。 その後ろ姿を見やりながらオーリスは不満そうにレジアスへと問う。 「よろしかったのですか? 彼は部外者ですよ?」 「フンッ……その辺はどうにでも誤魔化せるだろう」 椅子に深く腰掛け、レジアスは天井を見上げる。 正直な所、自分でも大にあんな事を言ったのか、彼を信じてみる気になったのかは分からない。 強いて言うなら、あの真っ直ぐな目に賭けてみても良いかと思った気まぐれだろう。 (儂も、局に入ったばかりの頃はああいう目をしていたのか……?) 思い返すのは何十年も前、管理局に入ったばかりの頃。 ミッドの平和を守るという志を持って入局した時は、自分もああいう真っ直ぐな目をした男だったのだろうか。 今の自分からは想像も出来ないと自嘲気味に笑う。 (この儂に気まぐれを起こさせたのだ。言うだけの成果は出して貰うぞ、小僧) 「ベビーフレイム!」 触手を避け、アグモンの口から放たれる火球がクリサリモンの胴体に直撃する。 しかし、アグモンの攻撃力ではやはりクリサリモンの装甲は貫けずダメージは通らない。 「トカゲに負けるな! 局員の維持見せろ!」 「だから、トカゲじゃねぇって言ってんだろ!」 武装局員の一人にトカゲ呼ばわりされたアグモンが吠える。 突然の乱入の際には皆戸惑ったが、とりあえず味方してくれていると言う事もあってかギンガを始めとした局員達はアグモンとの妙な連携を行っていた。 クリサリモンの相手に手間取っている現状で暇は無いし、味方をしてくれているのなら対応は後回しにするしか無かったと言うのが本音だ。 「随分と分厚い装甲だな……」 アグモンがクリサリモンの事をある程度知っていた為になんとか戦えてはいるが、その装甲を貫ける攻撃力が無かった、 正確には、場所が場所なだけに破壊力のある魔法を局員達は思うように使えないと言う所だ。 下手に使用すれば地上本部施設に被害を出してしまう。クリサリモンを空中にでも放り出せれば話は別だが、転送魔法の使い手はこの場にはいない。 かといって空へと投げ飛ばす事も出来ないと、ほぼ手詰まりの状態。決め手が欠けているのだ。 「このままじゃジリ貧だ、なんとかしないと……っ!」 「そんな事言ってもどうするってんだ!? うおぁっ!?」 襲いくる触手を避け、砲撃を仕掛ける局員達の攻撃を嘲笑うようにクリサリモンはその巨体を宙に浮かばせる。 そんな攻撃などまるで効いていないとでも言っているかのようで腹立たしい。 「あの装甲さえ貫ければ……っ!」 もはや捕縛は無理と判断され倒すつもりで攻撃を仕掛けているが、決め手がなければどうしようもない。 このまま攻撃を続けていても最終的には押し切られるだろう。 「クッソォ……兄貴がいればこんな奴一発だってのに」 パートナーである大さえいれば自分は更なる力を発揮できる。 そうすればクリサリモンの一匹や二匹軽く倒せると言うのに……アグモンは未だに姿を現さない大へと叫ぶ。 「兄貴ぃ! 早く来てくれぇ!」 「今行くぜぇええええっ!」 その声は、遙か上空から聞こえてきた。 「えっ……何、今の声?」 声を聞いたアグモンは笑みを浮かべて空を見上げる。 ギンガや他の局員も空を見上げ、本局の窓から飛び降り中庭へと落ちてくる青年の姿を視界に捉えた。 「なっ!? ちょっ……何を!?」 「こんな時に飛び降りとか何考えてんだぁ!?」 ギンガや局員達が悲鳴をあげる中、落ちてくる青年……大は拳を握り真っ直ぐにクリサリモンを睨み付ける。 落下地点にはクリサリモンの姿。大は拳を握りしめ、眼下のクリサリモンへと拳を突き出した。 「うおらああああああっ!」 「!!?」 頭部に叩き込まれた大の拳、落下の勢いが上乗せされたその威力の前にクリサリモンは怯み体勢を崩す。 大は殴った反動を利用、空中で姿勢を整え見事に地面へと着地する。 「兄貴ぃ!」 「待たせたな、アグモン!」 何やら普通のやり取りを交わす二人を、ギンガや他の局員達は呆然と眺めている。 急に飛び降りてきた青年がクリサリモンを殴り飛ばし、見事なまでの着地を見せつけたのだ。 しかも、青年の服は何処からどう見ても一般的な私服でありバリアジャケットの類ではないし……魔法を使っているようにも見えない。 「クリサリモンか……見たところ結構暴れたみてぇだな」 そんな周囲の目を気にも止めず、大は自分を怒りの形相で睨み付けるクリサリモンを正面から見据える。 大はクリサリモンを殴った拳を持ち上げる。オレンジ色の光が宿った 「ここまで好き勝手に暴れたんだ。ただで帰れると思うなよ……アグモン!」 「おう!」 大に呼ばれ、アグモンがクリサリモンの前に立ちはだかる。 デジヴァイスの液晶画面に進化、EVOLUTIONの文字が表示され、拳に宿った光をデジヴァイスへと翳す。 「デジソウル、チャージ!」 翳された光は画面を通してアグモンへと放たれる。 光の中、アグモンを構成するデジモンとしてのデータが分解と再構成を開始。 「アグモン進化!」 デジヴァイスから放たれた光、デジソウルの力を受け、アグモンはその姿を変貌させていく。 パートナーのデジソウルの力を最も発揮する事の出来る姿へ、無数に存在する進化の可能性から選ばれた姿。 アグモンが大と共に戦う為に持つ進化した姿の一つへと。 「ジオグレイモン!」 頭部の半分を殻状に変化した皮膚で覆ったオレンジ色の獰猛な肉食恐竜を連想させる姿に、アグモンは進化した。 頭部や腕に鋭い棘を伸ばし、攻撃的な印象を与えるその3メートルはあろう巨体でクリサリモンの前に立ちはだかる。 つい先程までのトカゲに似た取っ付きやすさすら感じる姿だったアグモンの面影など腕に巻いたベルト程度しか残っていない。 「か……変わった?」 目の前で変貌を遂げたアグモンの姿に呆気に取られるギンガ。 ジオグレイモンは大と、その後方で呆然としているギンガや局員達に軽く目配せしてから頭部の角をクリサリモンへと向け突進する。 「ホーンインパルス!」 全体重を乗せた体当たりと、凶器と化した角がクリサリモンを捉える。 クリサリモンの体が地面へと沈むが、即座に反撃を仕掛け触手を伸ばす。 「うぁっ!」 ジオグレイモンの両腕、首、胴体、左足に触手が巻き付き動きを封じる。 触手でジオグレイモンの自由を完全に封じたと確信すると、クリサリモンは体を宙へ浮かし頭部から伸びる角をジオグレイモンへ向ける。 このまま体当たりを仕掛け、角を喉へと突き立てる狙いである事は明らかだ。 「不味い! 逃げろ、ジオグレイモン!」 「ぐぅっ!」 その気になれば抜け出せない拘束では無いが、クリサリモンの動きが一瞬速かった。 角をジオグレイモンの喉へ目掛け突き立てんと、体当たりを仕掛ける。 あと僅かで角が喉を突き破り、ジオグレイモンを絶命させんと言う時にジオグレイモンの頭の上に一人の少女が姿を現す。 左腕のリボルバーナックルに魔力を込め、ギンガは狙いをクリサリモンの角へと定める。 タイミングは完璧、必殺のカウンターをその角へと叩き込む。 「ナックルバンカーッ!」 「!!?」 僅かな狂いも無い完璧なタイミングでのカウンター。 魔力で強化された拳の威力と相まって、クリサリモンの角をへし折るには十分な破壊力を発揮した。 角を折られ、怯んだ所に武装局員達が砲撃を放ちクリサリモンへと追い打ちを掛ける。 「今の内にアイツの触手を!」 「お、おう!」 思わぬ助けに一瞬呆然となるが、ギンガの声で我に帰りジオグレイモンは拘束が緩んだ触手を振り解く。 しつこく右腕と右足に触手が巻き付いているが、そんな時はこうすればいい。 「メガフレイム!」 口から吐き出された火炎により触手を焼き払う。 右腕、右足に巻き付いていた触手は火炎に焼かれ切断される。 「!!!!!!!」 悲鳴を上げるかのように目の色を変えるクリサリモン。 残りの触手を怒りに任せ、一斉にジオグレイモンへと突き立てんと伸ばすが、局員の一人が展開したバインドにより四本纏めて拘束される。 「フンッ!」 バインドで一本に纏められた触手を受け止め、ジオグレイモンは力任せにクリサリモンを地面へと叩き付ける。 「ソイツを空に放り上げてくれ!」 「任せろ! うおおおおおおっ!」 ジオグレイモンは両腕に力を込め、クリサリモンの触手を掴んだまま軽く振り回し空へと放り投げる。 中庭の真上、空まで一直線の何もない空間へと放り上げられたクリサリモン。 これで遠慮無く攻撃を行える。 「撃てぇっ!」 武装局員達の砲撃が一斉に放たれる。 ジオグレイモンもその口に溜め込んだ、極限にまで高めた必殺の炎を放つ。 「メガバースト!」 魔力による砲撃と超高熱の炎に襲われ、クリサリモンは限界を超えるダメージを一気に受ける。 空中で爆発し、粒子となってその体は消滅した。 「よっしゃ!」 勝利を確信し、ガッツポーズを取る大。 ジオグレイモンはそれを見届けると光に包まれ、一瞬でアグモンの姿へと戻る。 「あ……戻れるんだ」 元の姿に戻れるとは思っていなかったギンガが思わず呟く。 「お疲れ様」 「おう。そう言えば……何でさっきは助けてくれたんだ?」 「私の事を助けてくれたお返し。それに、君とあの人来なかったら危なかっただろうしね」 そう言ってギンガは大の方を見やる。 いきなり飛び降りてきた時は何事かと思ったが、結果的に彼とアグモンのお陰で事態は終息した。 自分も危ない所を助けてもらったのだから、感謝しない訳にはいかない。 大は大で武装局員達に何やら質問攻めにあっているようだが……面倒そうなのでアグモンは関わらない事にした。 (それにしても……何でこの世界にデジモンが出てきたんだ?) デジタルワールドとこの世界の間に存在する次元の壁の力が弱まっているとでも言うのだろうか。 5年前からデジタルワールドと他世界……少なくとも人間界とのゲートは閉じられたままだ。 この世界に来る少し前に偶然出会った聖騎士デジモンから聞いた話なのだから、間違いない筈。 (なぁんか嫌な予感がするんだよなぁ……) それはデジモンとしての野性的な感か、アグモンはどうにも嫌な予感がしてならない。 デジタルワールドで何かが起きているのかもしれないという漠然とした不安ではあったが……。 デジタルワールドのとある海岸。 比較的凶暴なデジモンが住み着き、まず誰も近づこうとしないその海岸に一体のデジモンがいた。 紫色の鎧に身を包んだ骸骨のような頭部の騎士を連想させるデジモン、名をクレニアムモンと言う。 「やはり……何者かがこの地に踏み込んだ形跡がある」 彼は先程までこの海岸の沖、海の底に沈んだ遺跡の中にいた。 この所デジタルワールドの各地で目撃される不穏な影、その目撃情報がとある場所と一致していた。 どんなに凶悪なデジモンであろうとも絶対に近づこうとしない禁断の場所と。 「クレニアムモン!」 「デュークモン」 空中からもう一人の聖騎士、デュークモンが舞い降りる。 白銀の甲冑と聖なる槍、盾で武装した聖騎士の顔には珍しく焦りの色があった。 「その様子だと……そちらも?」 「あぁ。他のロイヤルナイツからの連絡も待たなければならないが……恐らく手遅れだ」 デュークモンは忌々しげに吐き捨て、先程まで行っていた調査の結果を口にする。 「七大魔王のデジタマが、何者かに盗まれた」 デジタルワールド最大の厄災、禁断の存在の名を静香に呟いた。 登場デジモン解説 ケラモン 成長期 種族不明 属性不明 コンピューターのバグにより突如出現したデジモン。 1秒間に100メガバイトのペースでネットワーク上のデータを食い尽くす。 常にケラケラと笑うような表情を浮かべ、データ破壊を遊びと感じている凶悪な面を持った危険な存在である。 必殺技は口から破壊光弾を吐き出す「クレイジーギグル」 クリサリモン 成熟期 種族不明 属性不明 ケラモンが進化したサナギのような姿をした成熟期のデジモン。 更なる進化の為にエネルギーを蓄えている状態だが、頭部の角や六本の触手を用いた格闘戦もこなせる。 必殺技は触手で敵の構成データを破壊する「データクラッシャー」 クレニアムモン 究極体 聖騎士型 ワクチン種 デジタルワールドを守護する13体の聖騎士ロイヤルナイツの一人。 一見すると凶悪なデジモンと間違われがちだが、ロイヤルナイツの中で最も礼節をわきまえた存在である。 魔槍クラウ・ソラスから放つ衝撃波で相手を粉砕する「エンド・ワルツ」 魔楯アヴァロンの力で3秒間だけあらゆる攻撃を無力化させる「ゴッドブレス」と二つの必殺技を持つ。 デュークモン 究極体 聖騎士型 ウイルス種 デジタルワールドを守護する13体の聖騎士ロイヤルナイツの一人。 基本的に悪の存在とされるウイルス種でありながら、世界の守護を行う異端の存在。 故に不安定な面もあり、鎧には危険の象徴であるデジタルハザードの印が刻まされている。 聖槍グラムによる強烈な突き「ロイヤルセーバー」、聖楯イージスから放つ聖なる一撃「ファイナルエリシオン」が必殺技。
https://w.atwiki.jp/digimon_infinity/pages/217.html
ステータス バトルタイプ:A 世代:レベルⅣ 種族:昆虫型 属性:ワクチン種 所属:アドベンチャー 勢力:JT 進化条件 テントモン⇒●● ファンビーモン⇒●× コカブテリモン⇒●× 技 Aメガブラスター 480 Bビートホーン 260 Cまもる(Aを0に) 350 能力、援護能力 ◎「空中」「格闘」を持つ ◎相手デジモンの名前に「クワガーモン」の文字が入る場合、自分の攻撃力が+300される ロストポイント Ⅲ20 Ⅳ10 完10 究10 考案者 版権 上に戻る カード一覧に戻る 意見交換 名前 コメント 上に戻る
https://w.atwiki.jp/booklove/pages/786.html
存在の初出:第419話 名前の初出:書籍版第四部VIII 書下ろしSS 十年前の無念を晴らせ 家族構成 妻: 娘:クラリッサ 地位 階級:上級貴族 職種:護衛騎士・アウブ・ダンケルフェルガーの側近(*1) 作中での活躍 アウブ・ダンケルフェルガーの護衛騎士。クラリッサの父親。 クラリッサが、ダンケルフェルガー式の求婚でハルトムートとの婚約を獲得した(*2)為、翌年の領主会議でハルトムートが娘に相応しいのか見定めようとした。(*3) ハルトムートが神官長になることが決まった後も、クラリッサが婚約を続行することを望んだ為(*4)、領地対抗戦の場で、ハルトムートも交えて「クラリッサが勝手にエーレンフェストへ押しかけて来た時の対処方法」を話し合い(*5)、「アウブ・エーレンフェストの許可が得られたら領主会議の時にクラリッサは移動する」ことに決めた(*6)。 アウブ・エーレンフェストの許可が下り、娘の成人式と卒業式が終わり、春を寿ぐ宴も終えてやるべきことが一段落し、休みを得てゆっくりと目覚めた朝。クラリッサがエーレンフェストに向けて出発したことを知らされ、慌ててアウブ・ダンケルフェルガーの元に駆け込み、エーレンフェストへの緊急連絡をしてもらい、クラリッサを追いかけて妻と共にエーレンフェストに向かった。(*7) コメント このコメント欄はwikiの情報充実のために設けた物です。 編集が苦手な方は以下のコメントフォームへ書き込んで頂ければ有志でページに取り込みます。 表示される親コメントには限りがあるので、返信の際は返信したいコメント横のチェックを付けて返信するようご協力お願いします。 この人、アウブ・ダンケルフェルガーの護衛騎士だったんだ。じゃあ、ヴァッシェン後の貴族院講堂で娘と感激の再会を果たしたのかもな。娘の眼中にはなさそうだけど。 (2020-06-14 13 43 06) 【十年前の無念】では『エーレンにはもっと他と交易持って欲しい』とか言ってるから文寄り?エーレンが片田舎で土地のわりに貴族少ないから交易しようにもできないって政変無傷の大領地上級貴族には想像つかないんだろうね (2021-04-26 22 46 21) ダンケルには、武寄りの文官はいても、文よりの騎士はいないと思うw (2021-04-26 22 49 30) ベルケシュトックの管理してるから無傷ではない。どちらかというと娘の婚約が確定したエーレンフェスト繋がりが欲しかったとかじゃないかね。領主会議前なら、ダンケルフェルガーと取引前でしょ。 (2021-04-27 05 22 29) クラリッサが婚約を勝ち取ってきた時点では、エーレンはまだ微妙な順位で流行も一過性と思われてたから、ダンケルフェルガー式の求婚で決まったことだから嫌だけど仕方なく娘の婚約を認めた感じ? (2023-04-22 22 16 50) 単にエーレンに嫁入りするというだけでなく、ダンケル騎士間で伝説になっているフェルディナンドの弟子として有名になったローゼマインの側近の立場がセットですからねぇ (2023-04-22 22 39 43) 別の結婚案件ではハイスヒッツェがジークリンデにフェルディナンドの名前を出してた時は、それで領地に何の得がある?自己満足だけなら辞めろと叱られてたw (2023-04-23 00 17 31)
https://w.atwiki.jp/quizmagicianblackcat/pages/1757.html
三日月の女神 クラリス コスト 28 レベル 1 MAX 進化元 新月の女神 クラリス (A) 進 化 素 材 天雷樹ユグドラシル (S) 輝眼の魔法生物ロシェ (B+) ランク A+ HP 777 1,555 進化先 満ちた月の女神 クラリス・ルナ (S) 天雷樹ユグドラシル (S) ピカダケ・マスター (A) MAX Lv 60 攻撃 858 1,716 進化費用 420,000 サンダヌキング (A) 天に祈りし神樹 (A+) No.0802 Aスキル 月光華 雷属性の味方のHPを大幅に回復 売却価格 19,700 月夜に踊るエレクフラウ (A) 月光のドライアド (A) 編集 Sスキル ルナーエレメント (7) 敵全体へ雷属性の中ダメージ 入手方法 進化 個別データ 備考 全体絵
https://w.atwiki.jp/wiki6_piro/pages/5361.html
ル・モンド 東京都新宿区の新宿駅西口にあるステーキ店。 所在地 東京都新宿区西新宿1-16-11 時間 11 00~15 0017 00~22 00(祝日は21 00まで。祝日が土曜日の場合は通常通り) 定休日 日曜日 席数 カウンター10席 URL http //www.lemonde-japan.com/ 地図 より大きな地図で 東京の飲食店 を表示 2011年2月現在 2014-12-05 外装、内装が変わってた。 リブロースステーキ定食 150g 1160円 2012-12-17 サーロインステーキ定食 1200円 2011-02-04 新宿駅西口のヨドバシカメラ周辺の飲食店街の中にある。 バーガーキングの隣の狭い間口の店。 20時前に到着。席はカウンター10席のみ。3人並んでいて10分ちょっと待った。 メニュー ロース、サーロイン、ヒレの三種類。 ヒレステーキ定食 1360円 テーブルクロスや食器類はきちんとしているし、盛り付けもきれいで、見た目はレストランと遜色ない。 切ると真っ赤でレアのようだが、生っぽくなく火は通っていて、とてもやわらかい。 このやわらかさと絶妙な火加減はとても安いステーキだとは思えない。 ソースは醤油ベースで濃いめの味付け。ちょっとしょっぱいが、付け合せのフライドポテトとインゲンともよくあって、ご飯が進む。 このソースは持ち帰り用に販売もしている。 落ち着いた雰囲気は一切ないが、ファミレスよりも安くて美味いステーキが食べられるなんてすばらしい。 関連サイト 食べログ ル・モンド livedoorグルメ ル・モンド 関連項目 東京の店 2012年度/食べ物写真 この項目のタグ 2011年2月4日 2012年12月17日 2014年12月5日 ステーキ 夜1000~2000円 新宿区 新宿駅西口 昼1000~2000円 東京の店 東京都 肉料理 タグ「新宿駅西口」がついた項目 AFD2005 / アームズピクニック / あるでん亭新宿店 / 板前心菊うら / インド定食ターリー屋新宿センタービル店 / ヴィタメール / えびそば一幻新宿店 / おおの屋 / 俺の空新宿店 / 俺の麺春道 / かのや新宿西口店 / カフェハイチセンタービル店 / 岐阜屋 / 京都勝牛 / 極太野菜味噌○助 / 墨繪 / 墨繪売店 / スンガリー新宿西口店 / タカマル鮮魚店 / チェルシーカフェ新宿ミロード店 / つけ麺屋やすべえ新宿店 / 東京麺通団 / 永坂更科布屋太兵衛新宿地下鉄ビル店 / ハワイアンパンケーキファクトリー新宿ミロード店 / 坂内新宿西口思い出横丁店 / バーガーカフェ新宿西口店 / パスタカフェスパッソ新宿店 / ブティックトロワグロ / モルテヴォルテ / 山ト天新宿西口ハルク店 / ラベットラペルトゥッティ新宿本店 / ルクープシュー / ルモンド / レストランギャラリークープシュー / 若月 タグ「肉料理」がついた項目 アバ / 一心 / 牛たんの店多津よし / ハンバーグウィル / ビストロレギャテ / ルモンド
https://w.atwiki.jp/gods/pages/115194.html
フランソワクラリー(フランソワ・クラリー) エティエンヌクラリーの別名。
https://w.atwiki.jp/aniwotawiki/pages/16986.html
登録日:2012/01/08 Sun 00 34 03 更新日:2024/07/25 Thu 10 28 52 所要時間:約 2 分で読めます ▽タグ一覧 ウィルス種 カブテリモン カブト虫 タイラントカブテリモン ×タイラントラブテリオン デジタルモンスター デジモン 昆虫型 究極体 誤植 超究極体 もしかして:タイラントラブテリオン タイラントカブテリモンとは、『デジタルモンスター』に登場するキャラクター。 【基本データ】 世代 究極体 タイプ 昆虫型 属性 ウイルス種 必殺技 ・シャインオブビー敵対する者をすべて一瞬にして灰にする防御不可能の高熱の爆発。 得意技 ・ビーサイクロン配下の蟲を呼び寄せ、鉄壁の蟲の壁を形成する。 【概要】 すべての昆虫型デジモンを治める裏の世界の君主で、ヘラクルカブテリモンより偉大で、グランディスクワガーモンより残忍といわれる“蟲の王”。 デジタルワールドのどこか…暗い森の、さらに地中奥深くに存在する『アンダーフォレスト』と呼ばれる場所を根城とし、夜間にのみ行動するとされる。 地下世界から世界中の昆虫型デジモンを意のままに操り、自身が戦うことはほとんどない。 仮に、タイラントカブテリモンと対峙できたとしても高密度のクロンデジゾイドの甲殻に傷をつけることは容易ではない。 竜の頭のような部分は頭ではなく角で、目の様に見える部分も模様である。 本物の頭は竜の下顎に当たる部分の根本にある。 要は、角がヘラクルカブテリモンを差し置いて ヘラクレスオオカブトの様になっているわけである。 また、すっごくちっこいが、腰のあたりに左右2本ずつの腕があるため、ちゃんと虫らしく6本足ではある。 また、巨大な腕にはハサミのような武装も備えているため、一応はクワガーモン要素もある。 だが、彼がもっとも有名になったのは誤植のせいであろう。 恐らく、デジモンの誤植界では四聖獣の設定と並ぶほどの超有名さ。 なんと、初登場をしたデジモンアクセルの “公式サイト” で タイラントラブテリオン と誤植されていたのである。(サイトは現在閉鎖済) しかも、アルマジロン(正:アルマジモン)等と同様に無駄に響きがいい。 相変わらずなバンナムさん^^ えっ?名前の割りにカブテリモン系譜に見えない(ぶっちゃけクワガーモンや他の昆虫型にすら見(ry)って? ブレイドクワガーモン メタリフェクワガーモン …その進化前の連中が既にクワガーモン系譜に見えないから仕方ない。 まあ、王(というよりマフィアのボスっぽいが)が配下に似ててもアレなのかもしれない。 デジモンアクセルでの成長期はコカブテリモン、究極体がこのタイラントカブテリモン…なのに何故か間にクワガーモンを挟んでいる。 しかも、その二体は機械系なため成長期はコクワモン、究極体はグランディスクワガーモンのあたりの方がしっくりくるハズ… ……尤も、(例外はあれど)デジモンに決まった進化はないので問題はない。 問題はない…が、モヤモヤしたファンは少なくないとか。 【その後のタイラントカブテリモン】 『デジモンミニ』 なんとヘラクルカブテリモンから進化する超究極体として登場。 ちなみに他のバージョンの超究極体はオメガモンとルーチェモン:サタンモード …場違いとか言った奴にはビーサイクロンな 『デジモンオールスターランブル』 耳慣れないタイトルだろうが、海外でのみ発売されたデジモンの格闘ゲーム。 システムとしては「デジモンクロニクル」に近い。 そのプレイアブル枠として、テントモンの進化系にまさかの大抜擢!! (このゲームは他にもピヨモン⇒エグザモンやゴマモン⇒イージスドラモンで、一部で話題を呼んだ) この時点ではtri第一章すら未公開、かつアニメ準拠である必要もないので、おかしくはない。 …おかしいとか言った奴にはシャインオブビーな ラブテリオンの方が言い慣れてしまった方のみ、追記・修正お願いします。 △メニュー 項目変更 この項目が面白かったなら……\ポチッと/ -アニヲタWiki- ▷ コメント欄 [部分編集] 最新作でヘラクルはグランディスの進化系で登場しないものだろうか…、昆虫系デジモン最強格として -- 名無しさん (2013-07-14 11 31 39) カブト→クワガタ→クワガタ→カブトなのか… -- 名無しさん (2014-04-03 23 42 18) 何故かオールスターランブルに参戦…どういうことだ -- 名無しさん (2015-02-16 19 20 23) どうせそのうち「タイラントカブテリモンをも超える」っていう設定の昆虫型デジモンをしれっと出すんだろうなぁ。それまでにデジモンが生き残っていればの話 -- 名無しさん (2015-07-12 12 53 18) 相性とか考えてればなぁ。旧デジモンを踏み台にしまくってしまうもんだから、先行き不安だ。 -- 名無しさん (2015-07-12 13 04 43) オールスターランブルではヘラクルカブテリモンを差し置いてテントモン系の究極体に大抜擢。このゲーム他にもいろいろ進化がおかしいので一見の価値あり -- 名無しさん (2016-10-10 18 53 20) ハッカーズメモリーに満を持して登場、ヘラクルカブテリモンからの進化という扱いで -- 名無しさん (2017-12-14 18 43 04) 設定や必殺技見てるとアバドンが浮かんだ。シャイン・オブ・ビーはアバドンの別名、アポルオン繋がりな気がしそうな -- 名無しさん (2018-03-17 18 08 30) せめて名前をタイラントビーモンにしとけば良かったんじゃねえか?それならカブテリモンっぽく無いのも誤魔化せるし。 -- 名無しさん (2018-03-17 18 25 37) 見た目があまりカッコよくない。人型のグランディスクワガーモンはともかく、グランクワガーモンでさえ虫っぽくなくてもカッコいいのに -- 名無しさん (2021-04-09 21 46 43) 仮にアニメに出演した時、声優は誰になるんだろ? -- 名無しさん (2022-01-01 22 08 43) ↑公式的には櫻井孝宏さんが声を当てそうな気がするけど櫻井さんはグルルモンかグリフォモンの方がハマると思うし、誰が合うと思う? -- 名無しさん (2022-01-15 09 51 13) デジモンクルセイダーのイラストdato -- 名無しさん (2023-04-22 19 08 51) デジモンクルセイダーのイラストだと腹部から小さい脚が伸びてて、なんかドラゴンが虫人間に寄生されてるみたいなデザインだなって思った -- 名無しさん (2023-04-22 19 15 48) 名前 コメント